心象 しんしょう:Imagined Scenery
〜 春 Spring 〜
奥阿賀
新潟に遊びにきた両親を、津川の麒麟山温泉に連れて行った。これは旅館「福泉」の客室から撮影したもので、連なる山々の奥には飯豊山が綺麗に見えた。
菜の花畑(その1.)
福島潟の菜の花畑。葦葺き屋根の休憩所「潟来亭」には自由に遊べる竹馬があり、咲き乱れる菜の花の中、大人も同心に帰って楽しめる。
菜の花畑(その2.)
同じく、福島潟の菜の花畑。新潟で菜の花畑といえば小千谷の山本山が有名だが、福島潟もなかなかのもの。花粉症の人には辛い写真かもしれない。
福島潟(全景)
ビュー福島潟の屋上展望台に登ると、一面に菜の花が咲き乱れる福島潟を一望できる。潟の向こうには五頭の山々が連なり、その奥には飯豊山が顔をのぞかせる。
花の絨毯
五泉チューリップまつりの風景(新潟県五泉市)。奥に見えるのは、五頭の山々。チューリップは新潟県の花に指定されており、その出荷量は日本一を誇る。
山本山高原の眺め
新潟県の菜の花畑としてもっとも有名なスポットのひとつ、小千谷市山本山。もう少し早い時期だと、満開の千本桜が見られるらしい。
〜 夏 Summer 〜
魚雲
所用でJR信越本線古津駅の近くにいたときのこと。陽も傾き始めたころ、何気なく反対側の空を見上げたときに、偶然魚のような形の雲があったので思わずシャッターを切った。
夏の道草
車に頼りがちな現代社会だが、たまには寄り道気分で、子供心に還って歩いてみるのもまた一興。天気のいい日に広大な平野部を歩くと、実に清々しい景色が広がっている。
龍神の泉
日本名水百選のひとつ、龍ヶ窪(中魚沼郡津南町)。美しく澄んだ翡翠色の水は、泉の底でまさに龍が眠っているかのような様子を伺わせる。
〜 秋 Autumn 〜
はさ掛け
旧・西蒲原郡岩室村夏井地区の田園風景。「はさ木」と呼ばれるまっすぐな木があぜ道に沿って植えられていて、写真のようにして刈り取った稲を乾燥させるために使われている。
実りの季節
同じく、岩室・夏井のはさ木のある風景。データがあまりに重いので、ここで公開する壁紙は1024×768pxサイズのみ。他のサイズをご希望の方は、メールでご相談下さい。
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秋の田園風景
旧・味方村付近で彼岸花を撮ろうと思って捜し歩いていたとき、ロールベール(円筒状に束ねられた藁や牧草)が見事に並ぶ田園風景を見つけた。広大な平野ならではの風景だ。
花の遊歩道
新潟県阿賀野市(旧・北蒲原郡京ヶ瀬村)、国道49号線横雲バイパス沿いのコスモスロードにて撮影。背景をぼやけさせてあるが、歩道の両脇にはコスモスが帯のように咲き乱れている。
八海山山頂
いわずと知れた越後三山のひとつ、霊峰・八海山。山頂とはあくまで「ロープウェイの山頂駅」という意味で、この先池ノ峰、薬師岳を越え、千本桧小屋から先が八海山の核心部となる。
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八ツ峰 紅黄
八海山というのは、地蔵岳、不動岳、七曜岳、白河岳、釈迦岳、摩利支岳、剣ヶ峰、大日岳の八つの峰(八ツ峰)を合わせた総称。この日の時点では、下界はまだ紅葉には早いようだった。
大日岳 山頂の鐘
標高1,720m、八海山の10合目。奥に見えるのは駒ヶ岳の稜線。この日はココで昼食を摂り、一休みしてからもうひとつ隣の入道岳(標高1,778m)まで脚を伸ばした。
晩秋の翠渓(その1)
五泉市(旧・中蒲原郡村松町)の仙見川渓谷「長瀞(ながとろ)」。この澄んだ水の色は、「青い」という言葉ではとても言い表せない。ちなみに「翠」の字は一字で「みどり」と読む。
晩秋の翠渓(その2)
同上。「晩秋の翠渓(その1)」は、この写真右下の岩の上から撮影したもの。同じ日のほぼ同じ時間帯なのに、光の加減で水の色がまったく違って見えた。
晩秋の翠渓(その3)
同上。(その1),(その2)の撮影より2週間後、やや上流で。雨が降り続いたため、水かさが若干多く、水は微かに濁っていた。そしてこの後、ちょっとしたハプニングが…
2,400mの秋模様
昨年八海山に登ってから登山にはまり、今年は妙高山に挑戦した(2007年10月6日)。その途中、光善寺池にて。平地はまだまだ暖かかったが、標高2,000mを超えるとさすがに寒い。
晩秋の黄渓(その1)
仙見川渓谷「壺滝(つぼたき)」。苔の生した岩場でかなり滑りやすい。川の中にも岩が多く、転落すると非常に危険。中々の秘境で、携帯は圏外と思っておいたほうが良い。
晩秋の黄渓(その2)
仙見川周辺には紅葉はあまり見られない。だが、眩いばかりの黄葉もまた乙なもの。日の光を浴びて輝くその色は、あたかも黄金のように美しい。
ゆく河の流れは絶えずして
しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。
(『方丈記』冒頭より)
大平原の小さな小屋
津南町にて、シーズンが終わったあとのひまわり畑。写真仲間と龍ヶ窪へ行った帰り、まだ行ったことがなかったひまわり畑へ案内してもらって偶然印象に残った風景。
〜 冬 Winter 〜
福島潟(立春)
疲れが溜まって頭が痛かったので、とりあえず福島潟へ癒されに行くことにした。真冬といえど、マイナスイオンの効果はすごい。帰る頃には頭痛は完全に治っていた。
日本海の荒波(その1.)
2007年2月の始め、例年に比べて異常な気温を観測しつつも、荒れ狂う日本海の様相だけは例年通りだった。この海に落ちようものなら、海が穏やかになった頃には間違いなく魚のエサだ。
日本海の荒波(その2.)
その1.と同じアングル、若干波飛沫の形が違うバージョン。風向きの関係で、こちらに波飛沫が飛んでこなかったのは幸いだった。風向き次第では、全身潮まみれになっていたはず。
薄墨の世界
雪深い冬の山寺、明白山慈光寺(五泉市滝谷)の参道にある石碑群。雪の降った朝、まだ誰も足を踏み入れていない内に行くと、まさしく幽玄の世界が広がっている。
薄墨の滝谷川
同じく滝谷・慈光寺に向う参道の杉並木から見える川。川底は勿論、早朝や曇り空の日は葉の色の黒く見え、雪景色と相俟って水墨画のような情景が一面に広がる。